コミュニケーション

【自覚してない?!】職場で「わかったフリ」がもたらす弊害

まるや
まるや
まるや

ひよこさん、今の説明でわかった?

ひよこさん
ひよこさん

わかりました!!!

〜ひよこさん作業中〜

ひよこさん
ひよこさん

まるやさん、これってどうゆうことですか?

まるや
まるや

これさっきも説明したよ。

わからなかったら、ちゃんと聞いてね?

こんなやりとりよくありますよね。

「わかりました!」と言っていたのに、実際は全然わかっていなかった‥

「わからないないなら、わからないと言って〜」と心の中で愚痴ってしまいたくなります。

以前の記事で、部下や後輩の教育において相手の理解度の確認が重要と解説していますが、わかったフリをされては適正な理解度の把握が難しくなります。

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なぜわかっていないのに「わかった」と簡単に答えてしまうのか。この記事ではその理由について解説します。

なぜ「わかったフリ」をするのか、その背景や心理を知ることで、対話や関係性が改善されるはずです。わかったフリをする人にイライラしている人は、ぜひ最後まで読んでください。

◆わかったフリをする弊害

わかったフリが問題になるのは、わかったフリをされた瞬間ではありません。

「わかってなかったんかい!」が後で露呈した時です。わかったフリ自体は悪いことではないですが、わからないまま仕事をした結果、ミスや事故を起こしてしまうことが問題なんです。

例えば、

  • 元気よく「わかりました!」と言ったのに、後で「聞いてません。」と言われる。
  • 説明したことと全然違う行動をしている。
  • どんな説明や指導をしたのか、自分が後から責められた。

わかったフリをした後に何かしらの間違いをすることで、目に見える問題として発覚します。

この問題の本質は、仕事をわからないまま進めているということ。確かな情報や知識を持たないまま業務にあたっている事実が問題なんです。

ですが、わかったフリをされると、指導する側は相手が理解しているかどうか、確認することが難しくなります。

わかったフリがもたらす弊害は、指導したことが間違って理解されていても、指導側がその間違いを正す余地が狭まることです。

なぜわかったフリをするのか?

理解していないことを自覚していない

わかったフリをする人のほとんどは、自分が理解していないことを自覚していない人です。

新人なら誰もが経験する「わからないことが、わからない」状態です。ですが、ベテランのなかにも自分が理解していないことを自覚していない人は多いです。

全ての仕事は複数の要素があり、その流れや繋がりがあります。

説明者はその要素と流れ、繋がりを説明します。

説明を受けた時、全ての要素が理解できない人は少ないでしょう。

少なからず、「理解した部分」はあるはずです。その一部の理解をもって「わかった」と言ってしまいます。

説明者が「わかった?」と聞くとき、「もうできるよね?(説明した要素や流れを全て理解して実践できるよね?)」という意味を含んでいます。

説明者と説明を受けた人の間で「わかる」の基準がズレているんです。

「わからないことがあったら聞いてね」は優しくない

新人教育の場では、優しい先輩が「わからないことがあったら何でも聞いてね!」と言っている場面を見かけます。

一見、優しい気遣いに思いますが、新人教育においては毒になる場合があります。

「わからないことがあったら何でも聞いてね」は、わからないことを自分で明確にしてから、聞いてねという意味です。

新人はわからないことを明確にする技術をまだ持っていません。

新人教育においては、わからないことを明確にするサポートをすることも必要です。

わからないことを明確にする方法

●目的、意義を理解する

「何のためにこの仕事を行うのか」を理解しているかしていないかでは理解するスピードは大きく変わってきます。まずは自分がこの仕事を行う目的や意義を正しく理解できているか確認しましょう。

まず、目的や意義の理解度を整理することによって、具体的な業務内容をインプットした時に、記憶の定着率が格段に上がります。

●ゴールを明確にして、逆算する

この仕事はどうすればゴールなのかを明確にしましょう。ゴールから逆算することで、仕事を点ではなく、線で覚えることができ、理解しやすくなります。

また、実際の業務の場面をイメージしやすくなり、説明を受けた時やマニュアルを読んだ時に疑問も明確になってきます。

ゴールがわからなければ、迷わず聞きましょう。

イメトレする

自分が実際に業務をしているところをイメトレをすることで、わからないことや新たな疑問が浮かび上がります。

わからないことを明確にするために、イメトレはとてもオススメの方法です。

一つづつ手順を想像していくと、「この場面の何がわからない」がわかってきます。

さらに、イメトレで成功を擬似体験しておくことで、本番でより高い精度で再現できるようになる効果もあります。

相手の反応を気にしている

  • 何度も質問すると、怒らせてしまうかも
  • 知らないと思われるのが恥ずかしい
  • 能力がないと思われたくない

このように相手の反応を気にして質問できない人は多いです。

この根本原因は自分に自信がないことです。

常に自分への評価に不安がある状態です。

ですが、わからないまま仕事をして、後々周りに迷惑をかける方がよっぽど相手からの評価が下がります。

優秀な人ほどわからないことがあったらすぐに質問します。

質問するのは悪いことじゃありません。

ただし、抽象的な質問や同じ質問を繰り返すと、答える側にとっては負担が大きくなります。

相手の負担少なくする配慮は必要です。

質問をするときのポイント
  • 説明を受けている時はメモをとる
  • 10分調べてから質問する
  • 「何について、どこがわからないのか」具体化して質問する
  • 急がないときは、相手の都合を考慮する

配慮をすることで、相手は気持ちよく、言葉多めに答えてくれるようになるでしょう。

まとめ

仕事上でわからないことがあった時に、わからないままにしてはいけません。

わかったフリをすれば、その場をやり過ごすことはできても、後で必ず露呈します。

後に発覚することで、周りの人に迷惑がかかったり、自分の信頼を損ねてしまいます。

わからないことは時間が解決してくれません。自分でアクションしなければ前に進まないんです。

わからないことがあったら、「すぐ調べる」、「質問する」習慣を身につけましょう。

質問することは悪いことではありません。しかし、相手への配慮は忘れないようにしましょう。

この記事が、あなたのお役に立てたら幸いです。

それでは👋

ABOUT ME
まるや
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ブロガー/サラリーマン/ファイナンシャルプランナー/インデアンカレーをこよなく愛する者
公務員からブロガーになりました。仕事に役立つ情報を発信しています。自分が悩んで体験したことを記事にしていますので、あなたの悩みの「ほんの一助」になれば幸いです。
年齢  30歳
出身地 北海道
特徴  馬に似てる
趣味  食べるのが大好き(特にカレー🍛には目がない)
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