【その会議、必要ですか?】不要な会議が生まれる原因
こんにちは、まるや🐴です。
仕事をしていれば、どんな仕事でも会議をする場面はあるでしょう。
その中であなたは、「この会議いる?」とか「会議がなげぇ!」と思ったことはないでしょうか。
一般的なビジネスパーソンは、入社してから定年退職を迎えるまでに「約3万時間」も会議をすると言われています。日数で換算すると「3,750日」、年数にすると「約10年」会議をしていることになります。
想像もできないほどの膨大な時間が会議に使われているんです。
コロナの影響で、多くの会議が無くなったり、ZOOMなどのオンラインで行われるようになりました。
ですが、会議の必要性について、いまだに充分な検討がされていないという職場も多いでしょう。
今回は「無駄な会議」について、話していきます。
無駄な会議ってどんな会議?
定例会議
会議は意思決定をするための「手段」です。
意思決定の必要なければ、会議の必要はありません。
ですが、定例会議は、意思決定が必要なこと(目的)が生まれるよりも前に「手段」として会議をするということが決められているんです。
「何をするか」よりも先に「どうするのか」が決まっているんです。
また、そのせいで、会議をやることが目的となり、目的と手段が逆転することが多いのも特徴です。
定例会議は会社のルールで決められていることも多いと思います。それが日本では文化として強く根付いているため、変えられない場面も多いです。
会議はあくまで「手段」であり、会議をやることが目的にならないよう意識しましょう。
資料をそのまま読む
資料をそのまま読み上げるのは、多くの時間を消費しますが、意味がない行為です。
全員の時間を奪って、意味のないことをしている状態と言えます。
- 事前に会議資料を共有して、会議の前に目を通しておいてもらう。
- 会議の冒頭に、全員で資料を読む時間を作る。
このような対策を取れば、大幅に会議の時間を短縮することができます。
参加者が多すぎる
参加者が多すぎると、発言しない人の数が増え、自分とは直接関係のない会議だと思い、手抜きをする人が出てきます。
また、人数が多いことで1人当たりの発言する時間が減って充分な議論ができなかったり、会議時間が膨大になってしまいます。
具体的な人数例として、Googleでは参加人数を極力8人以下に抑えているそうです。
会議をする時は、本当に必要な関係者に絞り、できるだけ8人以下で行うようにしましょう。
事前準備が不足している
議題の説明があった後、「さぁ、みんなで考えましょう!」という会議を経験したことはないでしょうか。
このような会議は1からアクションプランを全員で考えていく必要があるため、参加者にとって大きな負担になります。また、意見が出づらかったり、会議時間も膨大になります。
会議は意思決定の場であり、会議に議題を持ってくる人が真剣に考え抜いた提案に対し、抜け漏れや勘違いがないかを確認する場なんです。
議題を持ってくる人が、全然考えてきていなければ、グダグダしたまま時間だけがかかり、参加者の貴重な時間を奪ってしまうことになるでしょう。
終了条件がわからない
会議の終了条件は、アクションプランを決めることです。
一番悪い会議は、伸びるだけ伸びて、最後は時間的な制約で終了することです。
そして、「では、続きは次の定例会議で!」となるんです。
終わりが見えない会議は地獄です。
目的を途中で見失ったり、議論が脱線してしまうことが多いです。
「誰が」「いつまでに」、「何をする」のか具体的なゴールを決めて、会議の冒頭で共有しておくことで対策できます。
なぜ、無駄な会議が無くならないのか?
意思決定は会議じゃないとできないと思っているから
1つ目は、意思決定は会議じゃないとできないと思っているからです。
関係者全員からYESを貰えば会議という形式を取らなくても仕事は前に進みます。
意思決定責任者から「OK」がもらえれば、わざわざ会議なんてやる必要はないんです。
ですが、会議じゃないと意思決定ができないと思い込んでいる人がいます。
他の「手段」を知らないからです。
仕事してる感があるから
例え会議の内容がグダグダだったとしても、主催した側の人には達成感が生まれます。
議題の内容に対し、意味のない発言をした人にも達成感が生まれます。
会議をやっただけで「仕事した感」が生まれるんです。
この仕事した感が、「会議やミーティングをよくしたがる人」を作り出しています。
コスト意識が低いから
どんな会議でもコストが0の会議はありません。
ですが、会議は経費が掛かっていないという意識に陥りやすいです。
場所代は自社の会議室で行う場合は費用はかかりませんが、無視されがちなのは『人件費』です。
時給2,000円の人が10人集まって2時間の会議を行えば、人件費は40,000円かかります。
また、会議資料を作成する人の人件費や資料の印刷代などを考慮すると、さらに費用は増えます。
会議をする前に、この費用を払ってでも会議をする必要があるのか、考慮する必要があります。
また、コスト意識が芽生えれば、会議を早く終わらせることを意識することになります。
まとめ
無駄な会議をなくし、有意義な会議へと変えていくには、会議そのものへの認識を変える必要があります。
あらかじめ目的やアジェンダを共有したり、ファシリテーターが会議の進行を管理したりと、準備や意識づけをしっかり行うことで、有意義な会議へと変えていくことができるでしょう。
この記事が、あなたのお役に立てたら幸いです。
それでは👋